本庄市 骨粗鬆症 五十嵐整形外科医院

骨粗しょう症外来

骨粗鬆症とは

骨に含まれるカルシウムなどの量(いわゆる骨量)は若年期をピークに年齢とともに減っていき、骨の中の構造が壊れ、骨の中がスカスカの状態になり、その結果骨折しやすくなります。高齢女性を中心に年々増加しているのが特徴です。

患者様の8割は女性で、ホルモンの分泌バランスが変化する更年期以降の女性に多く、60代女性の3人に1人、70代女性の2人に1人が、骨粗しょう症になっている可能性があるとされています。初期段階に自覚症状はなく、骨折して初めて気付くケースも少なくありません。

骨粗鬆症と寝たきりについて

高齢者の寝たきりの原因のうち約2割が「骨折」と言われています。骨折は「強い外力が加わった場合」と「骨粗鬆症による場合」があります。中でも「大腿骨(だいたいこつ)」という太ももの骨の骨折が問題となり、骨折をきっかけに寝込んでしまうと、骨折が治った後も自力で歩くことが困難になってしまいます。骨粗鬆症の治療とともに骨格筋機能の維持管理も行う必要があります。

五十嵐整形外科医院の骨粗鬆症診断について

五十嵐整形外科医院の骨密度検査では、骨密度測定器(日立アロカ:DCS-600EXV)を使用してDEXA(デキサ)法で行っております。
当院での骨密度検査では、極めて少ないX線を使用し、痛みもなく簡単に測定できます。
また場合によりましては骨密度検査において採血や採尿検査も必要になる場合もございます。

骨粗鬆症の治療法

治療方法は性別、月経の有無によって異なります。女性は、破骨細胞の活動を抑制するビスフォスフォネート系薬剤、活性型ビタミンD、ビタミンK、カルシウム製剤の投与や、SERM・エストロゲン、遺伝子組換えヒトPTH(1-34)の投与が行われます。

エストロゲンの投与は乳がんの発生率を高める副作用があり、SERM(ラロキシフェン、バゼドキシフェン)は閉経後の女性のみに有用になります。 男性はビスフォスフォネート、ビタミンD 、ビタミンK、カルシウム製剤、遺伝子組換えヒトPTH(1-34)などにより治療を行います。

骨粗鬆症を予防するには

加齢に伴い、骨密度は減少します。女性は閉経後、急激に骨密度が減ります。高齢になってからも十分な骨密度を保つためには、カルシウムを十分に摂取するとともに、カルシウムの吸収を促す栄養素を食事に取り入れましょう。また、適度な運動が骨代謝を盛んにし、骨を強くするのに有効です。骨密度低下を防止し、増加させる運動は、ウォーキング、ジョギング、エアロビクスなどです。体重をかける運動が骨密度増加のために有効です。

骨粗鬆症は自覚症状の乏しい病気ですので、日ごろから細かな自己チェックが必要になります。自治体などが実施する骨密度測定を定期的に利用するのもよいでしょう。骨粗鬆症は早期発見、早期治療が重要です。

歳を取れば仕方ないとあきらめられる必要は全くありません。治療や予防によって健康な身体に近づけましょう。

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